Mitra Bali

インドネシア、バリ島で手工芸品を作る生産者たちを悪質な中間業者から守るために、1993年に立ち上げられたフェアトレードNGOがミトラバリです。

バリ島は、世界有数の観光地で、ホテルや土産ものなどの観光産業が盛んな美しい島です。
その一方で、物価の高騰や、悪質な中間業者から生産者を守る法整備が立ち遅れたことにより、賃金や労働条件を巡ってトラブルが多発しています。

下請けの仕事をする人たちは、中間業者に支払いを渋られたり、価格を買い叩かれたりして、生活が年々悪化していきました。

ミトラバリは、生産者たちが安心して生産できるよう、公正な取引を行ない、マーケティング支援だけでなく、
専属デザイナーによる商品開発や、価格決定の仕方などの経営指導のほか、健康管理や安全管理などの支援も行っています。

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生産者のようす

ミトラバリが支援している生産者グループは、中心部の市場から離れたバリ島東部に散在しています。

そのすべてが、家族経営か、数人の職人が集まる非常に小さな規模の工房で、昔ながらの手作業で、工芸品をひとつひとつ作っています。

こうした零細工房の職人たちも、地元に根ざして活動するミトラバリを通してフェアトレード市場につながることで、安定して取引ができるようになりました。
また、以前のように行商で長距離を出掛ける必要もなくなり、家族が一緒に村の中で、安心して生活が送れるようになりました。