
この服を着て、会いに行きたい人がいる ー後編ー
この服を着て、会いに行きたい人がいる。
今回は後編、スタッフ3名のお話にお付き合いください。
正反対の幼馴染

(商品部 ワタナベ)
私が今会いたいのは、同い年の幼馴染。
彼女とは幼稚園時代に出会い、小、中学校は別々でしたが高校で久々に再会。
幼稚園時代とまったく変わらない風貌ですぐに分かり、声を掛けたのが付き合いの始まりです。
彼女と私は、それはもうおもしろいくらいに違う人。
私が好き!なものが彼女は全く好きではなく、食べ物や服の好みも正反対。
そしてお互い頻繁に連絡を取るわけでも、会うわけでもない。
お互いの人生の多くを知らないけれど、なぜか会うといつも「よ、久しぶり!」と時空を超えて縮まる距離が心地良く、
私にとっていつでも立ち戻れるお守りのような存在の人です。
このネパールで手編みされたトップスはボレロにもなり、2wayで全く違う着方ができます。
全然違うところが私たち二人みたいだなと思い選びました。
シンプルなワンピースに合わせることで編み目が引き立ちます。自分ではとても気に入っているデザインとコーデですが、彼女に見せたらきっとまた思いもよらない反応が返ってくるはず。
そしてまた二人で大笑いするんだろうな。そう思うと楽しみです。
10年来の友の実家へ

(コピス吉祥寺店 カネマル)
私が中学生の頃、好きなアイドルの話で意気投合した友人。
受験や就活も一緒に乗り越えて、気付けば10年の仲に。
そんな友人との出会いは、SNS。
夜行バスに揺られながら、茨城から東京に来てくれた友人。
お揃いのお洋服で、コンサートや原宿に行ったのが懐かしい思い出です。
今年は初めて、友人の住む茨城県のご実家へ。
当時は、SNSでの出会いは浸透してなくて、お互い両親に伝えるのが不安だったなぁ。
同じように、両親も心配だったのかもしれない。
なんだかそう思うと、ご両親へのご挨拶が不思議とドキドキ、、、!
そんなときは、身に纏うだけで元気になれるイエローのスカートを。
たっぷりのドレープが、動くたびに美しく揺れて、風や空気まで私の背中を押してくれる味方のよう。
合わせたジャケットは、ラフだけどピシッときめたい!という、わがままな私に寄り添ってくれる軽やかなヘンプコットン素材。
私らしく自然体で。
東京土産を持って会いに行くね。
大学時代の恩師に

(神戸岡本店 ナイトウ)
sisamで働き始めて2年が過ぎ、だいぶんフェアトレードが身体に染み込んできている。
そんな今、sisamで働くきっかけに関わる大学の恩師に会いに行きたくなった。
黒のトップスにパリっとしたタイプライター生地のワンピースを羽織り、
色の爽やかさと、ちょっぴりかしこまった雰囲気で。
先生に教わった「国際化社会の中での共働」をベースに、今sisamで吸収し感じていることを話したい。
スタッフの想いの熱さや、環境へのアクション、生産者とのやりとり、デザインへのこだわり…。
「ほとんどの洋服の生地や首もとのタグもオーガニックコットンを使うようになったんです!」と
自分が驚いたことを、あのゼミでの時間の様にたくさん聞いてもらいたい。
久しぶりに会った先生から見て、私はどう映るでしょうか?
以前よりもいい味が出て来てますか?
このワンピースのように、凛とした格好良さを持ちつつ、使い込めばよりやさしく柔らかく、色んな季節に活躍する。
そんな風に自分も深めていけたらと思うんです。

会いたい人を思い浮かべるとき、自分がどんな自分で在りたいのか、ふと気付かされることがあります。
その人は自分にとって、特別な鏡なのかもしれません。
その鏡の前に立った時、誰もがとびきりの笑顔で居られるように。
sisamの服作りに、私たちの願いを込めて。
FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE
タニ
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4/21(金)17:00より、オンラインストアにてsisamの創業祭を開催させていただきます。
詳細は、こちらをご覧ください。