
5月と共に
sisamの代名詞である、フェアトレード。
25周年を迎え、今改めて代表ミズノがsisamにとってのフェアトレードについて立ち返ります。
このコラムを読んだ皆様が、「自分にとってのフェアトレードってなんだろう?」と振り返るきっかけになりますように。

フェアトレード月間設立とsisam
sisamが創業した1999年。
フェアトレード事業の草分け的存在であるPeople Tree(当時のGLOBAL ViLLAGE)さんが音頭をとり、
「世界フェアトレードデー」に合わせた取り組みが日本で始まった。

フェアトレードをアピールする日として95年にヨーロッパで定められた「世界フェアトレードデー」は、5月の第2土曜日とされるが、せっかくなら、もっとフェアトレードを広めたい。
sisamが5月をまるごとフェアトレード月間にしたのは、フェアトレードをもっと楽しく広く人々に知ってほしいと考えたからだった。
フェアトレードの食べ物を、お洋服を、雑貨を、身近に感じてほしい。
創業と同年に、日本でも「世界フェアトレードデー」というグローバルな動きが生まれ、フェアトレード月間として取り組みが始まった当時を懐かしみながらミズノは振り返る。
「そう、だからsisamとともにフェアトレード月間は年を経てきた。sisamの歩みと共にあるものです。」
フェアトレード月間を振り返って
フェアトレードという言葉の認知は、25年の歳月を重ねどんどんと広がっている。
「これまで日本ではなかなかフェアトレードの認知は進まなかったんですよね。
けどそれが今、サステナビリティとかエシカル、SDGsっていう言葉と一緒に広がってる。
ようやく言葉としては知られるようになってきたなっていうのが一つ、感じること。」

ここ数年間の社会の変化は目まぐるしい。
サステナビリティやエシカル、SDGsという言葉が浸透しはじめ嬉しく思う反面、
耳ざわりのいい言葉や態度だけが並べられている一面があることも、正直に言ってぬぐい切れない。
sisamでは創業と同時に、この世界フェアトレードデー、またフェアトレード月間を大事にしてきた。
25年間フェアトレードと真剣に向き合ってきたからこそ、この特別な5月を、自分たちだけが大切にする期間では終わらせたくない。
「フェアトレードはつくる人がいて、販売する人がいて、購入する人がいて、それであってはじめて次の注文ができて。
そしてフェアトレードの仕組みがつながり、循環していくんです。
『フェアトレードっていう仕組みがあるんだ。すごい、いいね』というだけだったら、残念だけどつながっていかない。
だからこそ、世の中に数ある商品の中からフェアトレードのアイテムを選び、暮らしに取り入れる人や意識が広がってほしい。
この25周年を迎えて改めて、魅力のあるフェアトレード商品の選択肢を増やすことへの責任を感じるとともに、お買いものの力について考えをめぐらしている。」

代表ミズノの想いは、25年経った今でも当時のまま。
フェアトレードの仕組みを循環させるために、自分たちのできることを精一杯行うこと。
sisamとして歩んできた道のりの中で出会った、たくさんの人たちの想いを力に、
私たちはこの先も、心を込めてフェアトレードを提案していく。
FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE スズキ
\フェアトレード月間イベント/