9月とガーゼの素敵な関係
ふかふか、ふかふか。
空気を含む、ガーゼの柔らかい包容力。
お気に入りのガーゼワンピースを頭からすっぽりかぶると、
幼い頃のお昼寝タイムを思い出して、ウトウトしてしまうこともしばしば。
ガーゼの魅力が100%、いや、200%発揮されるのは
秋風が吹きはじめる9月なのかもしれない。
ガーゼと9月の素敵な関係を、ひも解いてみよう。
空気の実りをたっぷりと
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果物や穀物など、むくむくと自然が丸くふくらみはじめる秋。
9月の空気には、そんな実りの予感がたっぷりと含まれている気がする。
そんな美味しい空気を、首もとから足先まで、
ふんわりと自分のものにしてしまうのは、やっぱりワンピース。
ブルーとグリーンの良さを混ぜ込んだ鮮やかな色は
暖色に変わりつつある秋の景色によく映えてくれる。
ポケットから秋の旅
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あぁ秋よ、私を旅へ連れていって。
そんな想いがよぎるとき、タイルモチーフの刺繍がたっぷりはいったポケットに手を触れる。
インドの女性たちの手仕事の向こう側に
彩り豊かなタイルが並ぶトルコの街並みが見えてくる。
それはほんの数秒間の、とてもささやかな旅。
それでも、身に着けるもので、日々の世界を広げることができる。
心で旅をするスイッチの在り処を教えてくれる一枚の服。
夢ごこち散歩
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散歩愛好家にとっては本領発揮なこのシーズン。
トンボを追い越し、追い抜かれ、今日もゆくゆく、秋のみち。
ガーゼパンツは、そんな毎日のもっぱらのお供。
ガーゼのお布団に包まれている感覚で、ふんわり夢心地になりながら、
足どりは軽く、しっかりと。
もんぺのような丸いシルエットが、秋の風景にマッチしてくれている。
17時の世界
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9月の醍醐味は、17時にやってくる。
優しいトキ色に染まった夕暮れの空気が、
ちょうど良い温度で、ガーゼごしに肌を通り抜けていく。
なんだかもう何でもできそうな気がしてくる。
そんな不思議な自信をさらに後押ししてくれるのは
シャツなのに、なんともラフに着こなせる一枚。
その軽さと動きやすさに、おもわずグー―ッと大きく伸びをしてみたくなる。
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外に出てみると、夕焼けを浴びる後ろ姿は、
だれもが綺麗な絵のなかに入ったようなオーラをまとう。
ガーゼコレクションの中にも、いたいた。
後ろ姿に自信のある一枚が。
ボタンとボタンの間には、お花の手刺繍が可愛く並んでいる。
街ゆく人に、近づいて見て欲しくなる、今日のわたしは後ろ姿美人。もちろん前姿も…。
冬までつづくガーゼロード
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気温と肌感覚が絶妙にマッチするシーズンは、いつだって刹那的。
心地よい秋の始まりと同時に、刻々と冬の予感も近づいてきている。
ガーゼ生地の良いところは、冬までの道のりを一緒に歩いてくれること。
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寒いと感じ始める季節。
コートを羽織ることで、ガーゼ生地がもつ保温力が目を覚ます。
コーデの主役から、インナーという支え役に変化することで、改めて気付くガーゼの包容力。
あぁやっぱりあなたなのね…と、つくづくその存在をありがたく感じる日々。
9月の向こう側。
一つ一つ数字が足されていくカレンダーの中に、
優しく続いていくガーゼロードが、私には見える。
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