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sisamを贈る1
~ sisamを贈る 第1話 ~
sisamの事務所にも、贈り物の季節がやってきました。
スタッフたちはソワソワ。
今年は誰に、どんな想いを贈ろうか。
これは、”sisamを贈る”6名のスタッフのお話。
今回は、その第1話です。
小さなお守りたち
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~オンラインストア タニの話~
大阪に住むおばあちゃんに会いに行くと、
いつもコタツに座ってテレビを観ている。
もう何十回も繰り返し観ている時代劇や、美空ひばりのドキュメントだ。
部屋のあちこちで、手づくりの小さな人形たちが
おばあちゃんの日常を静かに見守っている。
「あんた何歳になったんや?」
わたしの年齢を聞いて、「えぇ!…ほんまかいな…まだ結婚してへんのかいな」と
アンビリーバボーという表情で、目をぎょっとさせる。
その1時間後。「あんた何歳になったんや?」
おばあちゃんの心の中には
いつまでも学生の頃のわたしがいるようだ。
これが毎回のお約束。わたしの大好きなやりとりだ。
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緊急事態宣言が解けた今年の夏、戦々恐々としながらも、
久しぶりに会いに行くことにした。
わたしの心配をよそに、おばあちゃんはゴキゲンに美空ひばりを口ずさみながら、
塗り絵職人になっていた。
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色がぎっしりと詰まったページを嬉しそうに見せてくれる。どれも傑作ぞろい。
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数枚もらって、わたしの部屋に飾っている。
おばあちゃんが描いた楽しい色の世界が、わたしの日常の小さなお守りだ。
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とにかく可愛いものが好きなおばあちゃんに、
この冬は、ネパールの女性たちが作ってくれたマスコットを贈りたい。
一日中コタツから動かないおばあちゃんの、半径数メートルの世界の中は
いつも可愛いものたちで溢れていてほしい。
手づくりのマスコットたちの表情を、「なんやのこれ」と言いながら
嬉しそうにしげしげと覗き込んでくれるはずだ。
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誰かの手のなかで生まれたものには、私たちの想いや願いを
こぼれ落とさずに、しっかりと込められる気がする。
「あんた何歳になったんや?」
この先も、おばあちゃんの優しい問いを、何度も、何度も、聞くことができますように。
そんな願いとともに、わたしも小さなお守りたちを届けようと思う。
底冷えを味方につけて
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~オンラインストア フルカワの話~
町屋をリノベーションした家に住むフルカワ夫妻。
今年も彼らを待ち受けているのは、底冷えの冬だ。
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身体の芯から冷える京都の冬を、とにかく温かく、楽しく過ごしてほしい。
そんな想いを込めて、妻へのクリスマスプレゼントとして選んだのは
手編みのセーター。
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ネパールの女性たちの技がひかるアラン模様は、
飽きのこない普遍的なデザインだ。
5年後も、10年後も、ずっと愛用してもらえる魅力がある。
毎朝早起きして、学校での仕事に向かう妻に、
動きやすく、温かい一枚を。
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“作り手の想いがプラスされることで、温かさも増して感じるから不思議です。”
そう語るフルカワ自身も、同じアラン模様のキャップを愛用している。
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フルカワ夫妻が、大切にしていること。
それは、暮らしの仲間探しだ。
一つ一つの家具や、食器、ちょっとしたインテリアまで、
作り手の個性が見えるような手仕事のものを、少しずつ、楽しみながら集めている。
じわりじわりと、生活に奥ゆきが出て、楽しくなっていく。
服だってそんな仲間の一部なのかもしれない。
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底冷えだってなんのその。
温かいアラン模様と、2人の遊び心が、
寒ささえも、”楽しいもの”に変えてしまうはずだ。
FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE
タニ
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