はるのくらしに色を
~ 商品部だより vol.8~
今回は、雑貨やブロックプリントのデザインを担当しているエンドウ。
はじまりの季節、日々の色をすこし変えてくれる手しごとのお話です。
—————————————-
庭の木に何やら長い虫をくわえた鳥がやってきました。
強い風と雷が春を連れてやってきました。
春といえば…入学式、新学期。
楽しみでもあり、準備をする側は、バタバタ…笑
低学年の頃は、キャラクターがプリントされたものを望んでいた息子も、
今や、なんでもいいといった様子。
私がしれっとブロックプリントキンチャクを体操服入れに。
何も言わずに使ってくれている。
1年生の娘は給食の時のタオルやお箸を入れて。
ブロックプリントのものを使ってくれていると、洗濯をする私がうれしい。楽しい。
バタバタ過ぎ行く時間の中で、お気に入りの柄を見るたびに少しテンションが上がる。
キンチャクSはお弁当入れにもぴったり。
愛情込めて作ったお弁当やおにぎりを、楽しい模様の中に詰め込んで。
春のピクニックにもピッタリのタビノツツミ。
旅の包みという名前だけあって、色々なものを入れられる。
お箸やスプーンはもちろん、文房具や編み物の道具、歯ブラシや歯磨き粉まで。
ピクニックなら、スケッチブックと色鉛筆を携えて出かけるのも楽しい。
遊び道具と食料をトートバッグに詰めて、自然の中へ飛び込みたくなる春!
こちらのトートバッグのプリントモチーフは自然の循環をイメージしている。
山に雨が降って、山から田んぼに雨が流れ込んで、水が蒸発して、また雨が降る…。
そんな「水の旅」の柄もブロックプリント。
インドの職人さんが硬い木にハンコを彫って、延々と生地に手押ししてくれている。
折りたたんでポケットに収納することもできるので、サブバッグとしての持ち運びも便利!
春と言えば、新しい生活の始まりも。
春から社会人になります、大学生になります。という方にぜひ使って欲しい
さりげなく大人なアクセサリー。
短いチェーンで、首元にさりげなく飾られるモチーフ。
スーツや白シャツ、かっちりしたコーデの時でも、首元のシルバーモチーフが柔らかい印象にしてくれる。
長さも選べるアジャスター付き!
娘が高校を卒業したらこんなネックレスをプレゼントしたいなぁ。
そして、私のおススメがもう一つ。
新しい生活の中で使いたい伝言板。
子供が長い道のりを歩いて学校から帰ってくる。
または家族が遅くまで仕事をして帰ってくる。
そんな時に伝言板。
実はこの品、インドの小学校で、子どもたちがノートとして使っていた小さな黒板がモデル。
インドのサハランプールという木工が有名な町で、ラスール親子の工房で作ってもらっている黒板。
ランチに出してくれた奥様の自慢の手料理、チキンビリヤーニは最高だった。
“学校の黒板は、僕らもノートとして昔は使っていたけど、
今は田舎でしか使っているのを見なくなったなぁ。”
そう話してくれたインドのNGOスタッフ。
その小さな黒板、名前をタクティと言うらしい。
そして、タクティの歌を歌ってくれた。
日本で言う、ずいずいずっころばしのような遊び歌だと思われる。
「タクティタクティほにゃほにゃほにゃ…♪」
黒板が使われなくなっても、その歌は残ってほしいな。
一人で家に帰っても、誰かが自分に宛てているメッセージを見つけると、心が温かくなる。
「おかえりなさい。お弁当たべてね。」
「おかえり。おやつはここだよ。」
じわじわ、ぽかぽか。
「今日もお仕事おつかれさま。」
じわじわ、ぽかぽか。
日々のくらしに色をくわえることで、少しわくわくが増えたり、
家族のつながりを感じたり、遠い国に思いをはせたり。
この春のくらしをきっかけに、新鮮な色を取り入れてみてはいかがでしょう?
商品部 エンドウ