1. TOP
  2. COLUMN
  3. 作り手の話

旅するコラム「インドの顔」

車のクラクション。
遠くに見える高層ビル。

そんな都会の喧騒あふれるインド・ラクノーの中心部。

リキシャの運転手同士がケンカする声が聴こえてくる。

人も、景色も、全てがエネルギッシュに存在を放っている街だ。

デザイナーのミズカミと現地スタッフは
ここから車を30分ほど走らせ、手刺繍の作り手たちが暮らすバガラン村を目指す。

車窓の風景が少しずつ表情を変えていく。

屋台の上で売られた新鮮な果物や野菜が
街並みの彩りを、よりビビットに見せてくれている。

川沿いの道では、たくさんの掘っ立て小屋が並ぶ。

「農村部から出稼ぎのために都会に出てくる人が多いんだ。」
そんな人々が暮らすコミュニティなんだと、現地スタッフが教えてくれた。

道ゆく人々も、その宗教によって衣装が多彩だ。

イスラム帽子をかぶったおじさんたち。
真っ白な丸い形が並ぶ光景が、なんとも素敵。

彼らがたむろする小さな食堂に入った。

この日は、45℃くらいだろうか。言わずもがな暑い。
扇風機ひとつで、店主がナンのような地元の料理「クルチャ」を焼いている。
小麦粉、牛乳、バター、サフランが原料だ。
これが本当に美味しかった。

布が積み上げられたお店では、よく見ると建物の彫刻がとても美しい。
見れば見るほど、歴史の奥ゆきを感じさせてくれる風景だ。

バラガン村に到着したのは、まだまだ太陽が照り付ける13時頃。

その日は学校が午前中までということもあり、村のあちこちに子どもたちの姿がある。

そして同じように村を闊歩するのがヤギたちだ。
イスラムの村の多くは、ヤギと共に暮らしがある。

家族と同じように大切に大切に育て、
祭りの日を迎えると、最後に生贄として食べる。

「生きる」ことと密接してヤギの存在がある彼らにとって
この営みは決して矛盾したものではないのだと思う。

子どもたちが遊ぶ隣で、リアカーを準備しているお父さんに会った。
たった一つの商売道具を引きながら、ここから何時間も歩いて市場に向かうのだ。

作り手の家にお邪魔すると、小さな子どもがバケツで水を汲んでいた。
お風呂も、料理も、全て水はここから使うそうだ。

「フェアトレードの仕事ができるようになって、こんな水場を作ることができた」と
一人の女性が誇らしそうに話してくれた。

彼女の言葉は、今も私たちの原動力の一つになっている。

ミズカミが一日を過ごした、インドの中のごく限られた世界。

それでも驚くほど多様な人、文化、景色との出会いがあった。

ありとあらゆる人々の「生きる」を内包したインド。

表面上、たくさんのことが均一化された日本で暮らす私たちにとって
「ちがう」ということを、これほどまでに剥き出しに見ることのできる経験はない。

たくましく、美しく、混ざり合う。
これぞ、インドの顔だ。

 

FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE
タニ・ミズカミ

FAIR TRADE PARTNER

KALATMAK / カラティマク手工芸自助財団

from India

母から娘へ伝承されるチカン刺繍で、伝統文化と産業に関わる人たちの暮らしを支える。

> さらに詳しく

ギフトラッピング

有料にてギフトラッピングを承っております。
>「シサムのギフトラッピングページ」へ

お支払い方法

●クレジットカード

●コンビニ後払い ●代金引換 ●Amazonペイメント●フェアトレードコイン

配送

●お届け日時:ご指定のない場合、ご注文から2~5営業日での出荷となります。 ●日付指定:ご注文より8日後~15日後まで ●時間指定:

送料

●基本送料:650円(本州・四国・九州) / 1,200円(北海道・沖縄・一部離島) ●5,000円(税込)以上お買い上げの場合は送料無料。
>>詳しくはこちら<<

お問合せ

お問合せフォームはこちら ●TEL:075-724-5677  ●E-mail:web@sisam.jp
●営業時間:9:30~17:30(土日祝休) 

その他

●sisamファミリー登録の方限定、ポイント付与サービスをおこなっております。
sisamファミリー登録はこちら