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本当のつながりの生み出し方

京都でエシカルに生きる 第3話

私たちが普段、様々なタイミングで目にする広告。

テレビを見ているときも、新聞を読むときも、ネット上でもSNSでも、
触れない日はないのではないかと思うほど、私たちの暮らしとは切っても切り離せないものだ。

皆さんも広告を見て新たな発見に至った経験も多いのではないだろうか。

今回お話を伺ったのは、京都の街で広告を手掛ける、実業広告社の森田利浩さん。

実業広告社は、広告は、人々を躍動、ワクワク、魅了するようなものでなければならないという考えのもと、
京都市内の交通広告を中心に、様々なメディアを通じて、広告を発信している。

スローガンは、「もっと楽しく、面白く。」。

森田さんが所属するのは、私たちが普段目にするような広告のみならず、
フリーマガジンの制作やイベント企画など、様々な事業をクリエイティブに手掛けている部署だ。

広告という枠組みを超えて、京都の様々な人やお店とつながり、街の魅力を発信し続けている。

森田さんの手掛けるフリーマガジンのひとつが「55才からの大人のフリーマガジン【リトルノ】」。
現在は残念ながら休刊中だが、リトルノを読むと、フリーマガジンとは思えない内容の濃さにまず圧倒される。

「こういう視点から見る京都もあったのか」と、
京都の街歩きが楽しくなるような、ワクワクする内容だ。

ひとつひとつの記事からは、ただお店を紹介するのではなく、
なぜそのお店が良いのか、店主の方の人柄までも感じることができる。

森田さんは、どのように京都の街の人たちとつながり、その魅力を引き出しているのだろうか。
人の体温まで感じることのできる記事を生み出す秘訣をお聞きすると、
そこで最も大切にしているのは、「人との関係性」だと言う。

“お店と人が最初にありきなんですよ。この特集を組むからこのお店に取材に行く、という流れではなく。
「この人に話を聞きたい。このお店を紹介したいな。」
から始めて、じゃあどういう特集を組もうか、という流れで特集を組んでいます。”

“僕は実は人見知りもしますし、人と話すのも苦手なんです。
ただ、それって自意識過剰だから起こっていることだと思うんですよ。

あなたのことはみんなそんな気にしてへんよと自分では思っていて、まず自意識過剰の自分を捨てたんです。
なるべく素直になって、この人に会いたいということを強く思って行動を起こすようにしています。”

この人に会いたいという思いに素直になって行動を起こすこと。
ファッションが好きな森田さんは、そうした思いで行動を起こし、
仕事に限らずプライベートでも、日本を代表するファッションディレクターの方とつながり、イベントを開催するなど、
様々な人たちとのつながりを築いてきた。

“行動を起こしたら、大好きな人とお話もできて、仲良くもなれて、人生が豊かになりますよね。
その人の人生には直接入れないけど、疑似体験できる。

そして、さらに仲良くなるには一緒に何かを行っていかないといけないし、エネルギーがもらえますよね。
最終的には自分を高めていくことになりますし。”

仕事という範囲の中では難しいことでも、まずは「この人に話を聞きたい」という思いを
最重要点として動く、ということを森田さんは大切にしている。

“自分として大切にしていることは、会社の枠にはめてしまわないってことです。

広告会社としてのメリットはみえていなくても、一旦そこは外して、この人とどうやったらつながれるのかや、
この人の最適な答えは何なのかっていう風に、そこを大切にして動くんです。

自分に背くってことは一番したくないですね。”

リトルノの特集を組んだ際も、マーケティングや広告のことだけを考えて組んだ特集は反応がいまいちだったそうだ。
まずは自分の思いに素直になること。
ありのままの自分と向き合うことで、取材をするお店やその人の本質が引き出されていく。

リトルノは、2019年の日本タウン誌・フリーペーパー大賞におけるライフスタイル部門で最優秀賞を受賞した。
その際の特集は「京都、ちょっと社会にいいお店」。
そこでは京都における様々なソーシャルな視点を持つお店が紹介されている。

森田さんがソーシャルな視点を持つようになったのも、やはり人との関係性がきっかけだそうだ。

“僕の考え方っていうのは、例えばIKEUCHI ORGANICの池内代表など、僕がこの人いい人だなって思った人に、
完全に影響されています。

その人たちの言うことはぶれていないし、間違っていないし、納得もいくので。
単純に全肯定をするっていう訳ではなく、その人が人間として好きということがまずあり、
その人が大事にしていることを応援したくなる。”

さらには、人とのつながりを考える上で、その人たちの気持ちは何で醸成されているか、
文化的・歴史的な視点まで踏み込んで考えたいと森田さんは言う。

“ただ、気になっているのは、魅力的な人たちを醸成してきた文化が、
なくなっていってるんじゃないかということです。

たとえば、京都の町家のように、この街を象徴するような建物がどんどんなくなっている。

人を大事にするのは当たり前ですけど、
人は家に住み、街に暮らしているわけだから、ランドスケープを象徴するものがなくなっていくと、
人の心は貧しくなっていくと思うんですよ。”

“暮らしっていう文化がだんだんなくなっていって、そんな街がなんで京都って言えるんですかって思うし、
文化というのはそういうところから生まれ、継承され、発展していくんちゃうかなと。

変わっていっていいけど、大切なものは変えたらいかんという。
ここはどういう場所でどういう文化を持っていて、そこをはっきりさせてから色々な人に知ってもらって、
そこから、ではこの街に対してどういうことをしていくのか。じゃないと未来は語られへん。”

SDGsの目標の中に「住み続けられるまちづくりを」というものがあるが、
誰一人取り残さない街づくりのためには、どう街と向き合わなければいけないのか。
私たちはこの街の歴史や文化をどれだけ知っているのだろうか。

街の文化とそこに住む人たちの気持ちは切っても切り離せないものだ。
森田さんの言葉からは、その本質を感じることができた。

森田さんは、その哲学をファッションにも活かしている。

“僕は中学生の時からファッションが大好きで、その時からビンテージショップに行ったりしていました。
今はスーツが大好きで10年、20年着れる仕立てのいいものをオーダーで作っています。
一過性のあるものは買わんとこうと思っていて。素材もスタイリングも含めて長く着られるものを選び、
捨てないという。

何年も残っていたり流通されているものって、それがいいものだからじゃないですか。
捨てられへんというものが、ずーっと循環していく。服の世界ではそれが実践しやすい。

ビンテージで面白いものを買って自分の服に取り込んでいったり、仕立てのいいスーツを長い間着用する。
それが自分の中で真のエシカルですね。”

持続可能性ということを、言語化せずとも、森田さんはライフスタイルで体現していた。

森田さんに今後挑戦していきたいことをお聞きすると、
まずはリトルノの復活、そして、自分たちの仕事である広告を、企業のニーズにも答えながら、
さらに社会的なニーズのあることに変換していくことだそう。

リトルノは、森田さんの中で人とのつながりを生み出す媒体として、大きなシフトチェンジになったそうだ。
社会とつながる広告というのが、キーワードとなり、挑戦は続いていく。

森田さんが持つダイナミックな行動力と、それが生み出す様々な人たちとの魅力的なつながりは、
ますます京都の街をワクワクするものにしてくれるだろう。

自分に素直な気持ちで、興味のある人たちとつながり、
街やその街のお店、そしてそこに関わる人たちの本質が引き出されていく。

そうしたつながりが増えていく街は、ずっと住みたいような魅力的な街になるはずだ。

森田さんの街や人との向き合い方は、
私たちがその街に暮らし、どうエシカルなライフスタイルを実践すればよいのか、
そのひとつの方法を教えてくれているように思えた。

FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE
フルカワ

■今回のエシカルメンズコーデ

タイプライター生地のスタンドカラーシャツは、
さっと羽織ってインナーを見せるスタイルもおすすめ。

インナーやボトムスに遊びを効かせて、
オフィスカジュアルとしてもプライベートでも、
知的でスマートな印象を与えてくれます。

日々の暮らしにこだわりを持って、自由に楽しむ皆さんに。
ぜひお試しいただきたい一着です。

CH EMスタンドカラーSH

身長:168cm

エシカルメンズLOOKBOOKは >こちら<

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