紅白sisam合戦 2022
今年もやってまいりました、紅白sisam合戦!!
恒例化しつつあるこの企画、隠れファンも多いという風の噂を聞き
わたくし司会のタニも張り切ってお届けいたします!
白。
まだそこには何もない。だからこそ全てがある。
そんなはじまりの色。べべん!!
白の装い派、白組の皆さん!
赤。
もしも「愛」という言葉に色を塗るならば、パレットはこの色で溢れるだろう。
あなたとわたしの心の温度をあげる色。べべべん!!
赤の装い派、赤組の皆さん!
今年は、9名のスタッフが出場いたします。
お題は「2022年、私を包んだ思い出の一曲」。
さてさて、出場者の準備が整ったようです!
コタツに足を入れて、みかんの皮をむきながら、
ゆるりとご参加くださいませ。
紅白sisam合戦、スタートです!!
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SN フックラリブアミCardigan / CH タイプライターテントOP / subakamana ramailoブローチ
トップバッターは白組、商品部エンドウ。
異素材の白を重ねたスタイリングは、冬ならではの透明感と奥ゆきを楽しめます。
選んだ1曲は、昨年に続き、やはりさだまさし。
音楽も韓流ドラマも、心惹かれるものにはとことん没頭する一途なエンドウです。
曲は「男は大きな河になれ」。
昔好きだったこの曲を中古CD屋さんで見つけたのが、30年越しの再会の日。
「嬉しい時は腹から笑え 笑えば嬉しい花が咲く 心を花で埋めて見せろ」
今年のエンドウを支え、鼓舞してくれた節の数々。
「男は」「女は」なんて時代にそぐわないかもしれないけれど、
そこにある本質を掬い取れば、それは自分に向けられたまっすぐなメッセージになります。
わたしへの、あなたへの、みんなへの応援歌です。
OCN リブタートルネックTop / CH OCタテシマサイドヨークスルワール / subakamana タビノチズピアス・イヤリング
シンプル イズ ビューティフォー!! 続いては赤組!! 商品部のキドウ。
赤のタートルネックは、普段着にも特別な日にも
まとう人の日常の形に美しく沿ってくれる一枚。
今回はタテシマのワイドパンツと合わせて、大人カジュアルな仕上がりに。
キドウの一曲は Lee Min Hyukの「My star」。
小学校の頃、韓国語の「ドレミの歌」を授業で習ったキドウ。
そのとき子どもながらに、いつか隣の国の言葉も勉強してみたいなぁと感じたことを、今年ふと思い出したそう。
ラジオでハングル講座を受けながら、メロディが気に入ったこの曲を、
教科書がわりに毎日聴くのが習慣になっています。
まだまだ意味はわからないけれど、優しくなめらかに漂うような発音をまずは耳で楽しんで。
少しずつ少しずつ、ヒモ解かれていく曲の中の世界。
これもまた、乙な音楽の楽しみ方です。
OCN コンパクトファネルネックTop / CH OCアジアノタビスソヒラリSK / tibit さざなみロングネックレス
素敵な白のアシンメトリーラインが目にとびこんできました。
恋人たちでにぎわう冬のゲレンデが脳裏に浮かぶのは私だけでしょうか。
あわせたのはサテンが柔らかく波打つプリントスカートです。
商品部タチバナはこの秋に入社した新星デザイナー。
カネコアヤノの「爛漫」を一曲に選びました。
「おまえは知るのか季節の終わりに散る椿の美しさを」
反戦デモで歌われていた姿が、心深くに残っています。
“何があっても自分の見ている世界を守る”
鋭くも、柔軟性のある彼女の歌声と詩が、タチバナのフィルターを通ることで
そんな強いメッセージに変換される瞬間。
歌う人、それを受け止める人がいて、初めてそこに何かが生まれる。
音楽の力を改めて感じます。
CH EMOCステンカラーCoat / OCN EMリブタートルネックTop / CH EMOCコーデュロイストレートPT
梱包チームのルーキー・コハラは、赤を差し色にしたコーディネートを。
ちらりと見える赤もまた、主役とはちがった魅力を放ちますね。
今年の一曲は、乃木坂46の「ここにはないもの」。
お!! 紅白には欠かせない、アイドルソングがきました!!
地元の石川県を離れ、京都の新天地で仕事をはじめた2022年。
この歌を聴くと、地元の友人たちのことを思い出します。
“ここにはないもの”を求めて、新しい場所に立とうとしている自分に
後ろからエールを送ってくれているような一曲です。
「寂しさよ 語りかけるな」
その歌詞を受け止めるときの自分の心持ち。
季節が進むにつれて、日に日に変化してきています。
音楽は、自分の定点観察地点なのかもしれません。
寂しさを励みにして、新しい”ここ”を楽しめていることを
繰り返し聴く一曲から教えられます。
SN リラックスガウンCardigan / CH テンセルスタンドカラーシャツOP / subakamana フナタビピアス・イヤリング
続いてはオンラインストアのサキヤマ。
およばれスタイルな白コーデで登場です!!
優しいシルバーのテンセルワンピースを、ガウンでふっくら包んで。
キリリとふわりのバランスを楽しめる装いです。
今年の一曲は、中山うりの「プーアールママ」。
「なにもしらない朝がきたよ」
その歌声とともに、朝の6時30分、家の扉をひらきます。
2022年の日課となった、毎朝30分間のお散歩タイム。
近くの神社や山を歩き、一日の栄養をおもいきり吸い込みます
その日、目にとびこんできた植物を、2,3枚パシャリと撮って記録。
紅葉を見上げては、自然のしくみにじんわり感動。
あぁ、一つとして同じ一日はないんだなぁ。
そのことを教えてくれる存在が、朝の世界にはあふれているんです。
365通りの朝の空気とともに、2022年を美しく照らしてくれた大切な一曲です。
SN タビノケシキPullover / MH オオキナポケットキュロットPT / CH タイプライターフナノリSH / subakamana ramailoブローチ
木立ちを表現した可愛いセーターが主役のコーデ。
冬らしい、味わいある赤ですね。
渋めの手織りボトムスが、赤をよいしょ!と引き立ててくれています。
卸チームのナカイは、bonobos の「永久彗星短歌水」を一曲に選びました。
来年の春に解散が決まっている一番大好きなバンド。
秋に、この曲を生で聴けたことが大切な思い出です。
気持ちを落ち着かせてくれたり、元気をもらえたり。
毎日を並走してくれたbonobosの音楽。
好きなものが去ってしまうこと。
何か自分の大切な時間までもが終わってしまう感覚になることがあるけれど、
ちゃんとそこに在り続けるんだろうなぁと思います。
曲のなかに添えてくれた「また会おう」のメッセージ。
またあなたたちの音楽と会える、その日を楽しみに。
SN アランユニセックスPullover / CH EMOCコーデュロイストレートPT / SN アランリブCap
今年の白組のトリは、梱包チームのオハラ!!
たっぷりのアラン模様を楽しむのは、やっぱり白が一番。
これぞ冬が届けてくれるご褒美模様です。
コーデュロイのボトムスと合わせて、優しいモノトーンで仕上げました。
オハラの一曲は、加山雄三の「海 その愛」。
家族でフェスに参加した秋に、ラストコンサートとして加山雄三さんがステージに立ったそう。
雨のなか始まった演奏。
正直油断していたオハラ。 その数秒後、とてつもない感動に包まれます。
その場に居た誰もが、彼の歌声の大海原に、ただただ身をゆだねていました。
これぞ、加山雄三が、加山雄三たるゆえん。
「僕は晴れ男だからね」
その言葉どおり、演奏が終わるころには雨がやんだそうです。
隣で圧倒されながら聴いていた高校生の息子にも、しっかりと染み込んだ彼の歌声。
こうして名曲は世代を超えていくのでしょうね。
OCN カタアゼフレアTop / MH スソカフスPT / subakamana ミナモピアス・イヤリング
つづいてはオンラインストアのワクイ。 赤組のトリを飾ります!!
長身を活かした、大人のリラックス感ただようシンプルスタイルです。
カタアゼ編みの柔らかトップスに、赤と相性の良いグレイのコクーン型パンツを。
ワクイは、藤井風の「ガーデン」を今年の一曲に選びました。
地元の新潟から、京都での新生活へと、大きく環境を変えた2022年。
出会いと別れ。
手放し、手に入れ、その繰り返し、繰り返し。
そのことを受け入れ、流れに身をまかせながら、自分の心の庭はどんどん豊かになっていく。
新しい環境に身をおく自分へのお守りのような一曲になりました。
夏、不安な面持ちで眺めていた、見知らぬ京都の街並みや空気。
冬になり、この場所もまた少しずつ、自分の大切な庭へと変わりつつあります。
KL フレームシシュウOP / SN アランCardigan
ラストはわたくしタニ!
司会という立場上、紅白コーデで登場!
ビバ!どっちつかず!
柔らかいテラコッタの赤は、白のニットカーデに程よく溶け込んでくれました。
思い出の一曲は、Stevie Wonderの「For once in my life」。
ひとり旅から帰ってきた夜、関西空港からのバスの中で聴いた一曲。
この数年を経て、また旅に出られたことの嬉しさと、無事に帰ってきたことの安堵のなかで
目にとびこんできた大阪の夜景。
見慣れているはずなのに、それがあまりに綺麗で、懐かしかったんです。
そこに歌のなかで繰り返される言葉「For once in my life(人生でただ一度)」が、ぴたりとはまった瞬間。
自分と外の世界をつなぐラブソングが、この数年の全てを
意味のある大切なものへと変えてくれた瞬間でした。
人生でただ一度。
私たちが過ごした、ただ一度だけの2022年が、そろそろエンドロールを迎えようとしています。
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ほ~た~るの~♪ひ~か~あり~♪
2022年、皆さまを包んでくれた一曲は、何だったでしょうか。
5年後、10年後にその曲を耳にしたとき、私たちは何を感じるのでしょう。
2022年のたくさんの出来事を、私たちの大切な一部にして、
新年の日々をまた力強く歩いてきたいですね。
それでは皆さま、どうぞ良い新年をお迎えください。
それぞれのはじまりに、きれいな朝日が輝きますように。
2022年の感謝を込めて。
FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE
タニ