
sisamの創業祭 2023
シサム工房は、2023年4月25日で創業24周年を迎えます。
いつも応援してくださる皆さまに心からの感謝を込めて、オンラインストアでは4/21(金)17:00~4/25(火)に「sisamの創業祭」を開催させていただきます。
全国9店舗では、4/22(土)~4/25(火)の開催です。
昨年の創業祭より、フェアトレードだけではつながれない社会課題を知ること、広めること、活動を支えることを目的に、FAIRTRADE + actionとして、売上の一部の寄付を始めました。

期間中、全品12%OFFでお買い物をお楽しみいただけます。
もちろんこの値引きは、フェアトレードの仕組みに影響があるものではありません。
作り手の今を支え、明日へとつながるお買い物です。

そして売上の3%をフェアトレードの仕組みだけでは
つながることのできない人や場所への「寄付金」にさせていただきます。
「お得」だということの嬉しさは、たくさんの人が感じることだと思います。
でも、それが私たちの喜びの軸ではないはずです。
海の向こうの誰かとのつながりを感じたり、自分の一つの選択で世界に優しい変化を投じられる喜び。
そんなお買いものの力を、皆さまと分かち合える創業祭となりましたら幸いです。
寄付先について

(ミャンマー西部ラカイン州ミャウー郊外のロヒンギャの子どもたち。撮影:新畑克也)
ロヒンギャの方々をご存知でしょうか?
ミャンマーのラカイン州を中心に暮らす少数民族のことです。
今年は、バングラデシュにあるロヒンギャ難民キャンプで女性や子供を支援している認定NPO法人AAR Japan(難民を助ける会)のプロジェクトへの寄付を予定しています。

(8月25日に始まった武力弾圧を逃れてバングラデシュに流入したロヒンギャ難民(9月)撮影:龍神孝介)
ロヒンギャの方々は2017年のミャンマー国軍によるジェノサイド(大量虐殺)により、川の対岸のバングラデシュ・コックスバザールに約74万人が逃がれ、今も難民キャンプで生活しています。
就労が認められておらず、帰国の目処も立っていないそうです。
今年の創業祭の売上の一部は、彼らの難民キャンプでの生活支援プロジェクトに使われる予定です。
AARさんの活動報告で現地の様子が詳しく紹介されています。
4月14日(金)には裏寺通り店でお話会も開催されますので、ぜひご参加ください。
写真:AAR Japan 認定NPO法人 難民を助ける会 ~WEB写真展より
昨年の寄付のご報告
昨年の23周年祭では、SISAM COFFEEのパートナーであるフィリピンのNGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」へ
創業祭の売上や店頭募金など合わせまして、寄付総額311,832円を現地に送ることができました。
皆様、本当にありがとうございました。

CGNはフィリピンのルソン島で20年以上、環境と先住民の暮らしを守って来ましたが、コロナ禍で深刻な資金不足となりました。
事務所やコーヒー豆を保管する倉庫、豆の集荷のため山の中の村を行き来するための車両などを手放し、
コワーキングスペースに事務所を移動し、適時レンタカーを借り、SISAM COFFEEの生産を続けていました。

一番問題となったのが、コーヒー豆の保管場所です。
各方面に尋ねお願いし続けても、手ごろな倉庫スペースが見つからない中、隣町の教会の神父さんが、毎月の寄付と引き換えに物置を保管場所として提供してくれたそうです。
使途が厳しく限定されている助成金ではこういった用途にお金を使うことはできず、
この創業祭での寄付金を教会への寄付へと使わせていただきました。
また、倉庫に必要な除湿器やパレット(中古)と呼ばれる豆を置く台も購入することができました。
そして、それまで保管場所がなくできなかった豆の集荷を再開することができたそうです。

皆さまのご寄付は、CGNを通して300名を越えるコーヒー農家さんのサポートにつながり、
SISAM COFFEEの生産に繋がっています。
この場を持ちまして、応援いただいた皆さまに改めて感謝申し上げます。
シサム工房
スタッフ一同