SISAM COFFEEをえらぶ3つの理由
1 フェアトレードであるということ
SISAM COFFEEの生豆は、フィリピンのコーディリエラ地方でつくられています。
コーディリエラ地方はフィリピン北部、ルソン島に位置し、6つの州に分かれている山岳地域。
棚田が美しく、様々な山岳民族の人々が暮らすところです。
SISAM COFFEEの生豆の生産者とシサム工房を繋いでいるのは、
フィリピンの環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」。
その創設者は、なんと反町眞理子さんという日本人女性なんです。
その活動は多岐にわたり、 コーヒーのフェアトレード事業のほか、
持続可能なアグロフォレストリー(森林農法)での農業指導、環境教育活動、
演劇・アートによる国際交流プログラム、スタディツアー、グリーン奨学金プログラム、ゲストハウスの運営など、幅広く活動をしています。
コーヒー事業は、山に暮らす人たちの現金収入の道とするために、コーヒーの苗木を植林することから始まりました。
“フェアトレードコーヒー”には、生産者が受けることができるメリットがあります。
1, 買い取り価格の最低保障
2, 収穫前の前払い
3, 長期的な安定契約
4, プレミアム(フェアトレード奨励金)付与
※フェアトレード奨励金とは
商品の代金とは別に支払われ、地域の社会発展のために使われる資金のこと
SISAM COFFEEの背景には、こうした山岳民族の暮らしへの想いがあるのです。
2.アグロフォレストリー(森林農法)で、森と生産者を守る
近年、コーディリエラ地方でも、家族と離れ出稼ぎに出たり、現金化しやすい野菜づくりを行うため、森を焼き払う「焼畑」をするというケースが後を絶ちません。
その理由として、教育や医療などどうしても現金が必要な時代になったことがあげられます。
しかし焼畑のために森を失えば、自然破壊が進み、大切な水資源をも失ってしまうという問題が。
そんな中、自然の生態系を守りながら、山岳民族の人々の生活向上を行う方法としてCGNによって導入されたのが、アグロフォレストリー(森林農法)でした。
アグロフォレストリー(森林農法)は、森を伐採せずに、森の中でウリやキャッサバなど多種類の作物を
一緒に植えることで、土壌が強くなり、森が育ち、そして生産者が単一の作物に頼るリスクを減らせる農法です。
また、化学肥料や化学薬品に頼らず、ミミズ堆肥などの適正技術を駆使して、大地や人に優しい方法を続けています。
村の人々に必要な「現金収入」と「森の保全」が両立できる道として、
「コーヒー豆をアグロフォレストリー(森林農法)で生産する」という答えに辿り着いたのです。
3.品質と味へのこだわり
赤道に近く、1500m級の山々が連なるコーディリエラ地方は、昼夜の寒暖差により旨みがギュッと凝縮された上質なコーヒーを栽培する好立地です。
そこで丁寧に栽培され、精製された良質な生豆を活かすのに重要なのが、「焙煎」です。
焙煎をしてくださっているのは、シサム工房と同じく京都市内に焙煎所を構える「坂ノ途中・海ノ向こうコーヒー事業部」の皆さん。
海ノ向こうコーヒーさんは、sisamと同じく持続可能な農業と社会への想いを持ちながら、生産背景から味のクオリティまで納得のいくコーヒーを日々追求しています。
生豆の持つ個性を豊かに引き出すために、何度も試飲を重ねながら納得のいく味を作り上げてくださいました。
作っていただいているのは、「深煎り」、「中煎り」、「ブレンド」の3種類。
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■深煎
深煎りタイプは、しっかりと苦味があり、チョコレートのような芳醇なコクも感じる味わい。
コーヒーの香ばしさをダイレクトに感じられます。
深みのある味わいは、ミルクや砂糖との相性もよく、カフェオレにもぴったり。
■中煎
中煎りタイプは、フルーティな酸味と果実感を感じる味わい。
フィリピンのコーヒー豆が本来持っている甘みと酸味を感じられる焙煎度合いに調整しました。
黒糖やアップルを感じるフレッシュな風味は、心地良い一日の始まりを後押ししてくれます。
■ブレンド
SISAM COFFEEの故郷であるフィリピンにとどまらず、
その”ご近所”で生きるミャンマー、タイ、東ティモールの人々が作ったコーヒー豆をブレンドしました。
コーヒーらしいほろ苦さの後から甘みが追いかけてくるまさにビターマイルドなコーヒー。
アジアのコーヒー豆それぞれの特徴が混ざりあい、コクのあるマイルドな、飲みごたえのある1杯となりました。
カカオやチョコレートのような香ばしい香りと、どこか懐かしいカルメ焼きのような香りを感じていただけるように仕上がっています。
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SISAM COFFEEは、飲み手(買い手)にとっての極上の一杯であるだけでなく、
作り手、売り手、買い手、世間(社会)、地球環境の、五方良しを目指した「みんなが幸せになるコーヒー」です。
あなたのおいしいが、みんなのおいしいになりますように。