はじめてsisamのウール製品を購入される方へ
sisamの手編みニット

まとう人も、眺める人も、心から温まる編み物の世界。
sisamの手編み品は、ネパールのフェアトレードNGO「サナハスタカラ」の女性たちが、それぞれの家や工房で、一針一針、時間をかけて編み上げています。
その現場は、根気と体力をかなり必要とする仕事の積み重ねです。
編む人の手の大きさや体温、その時の湿度、少しの力加減だけで、仕上がりの形が変わってしまう繊細さ。
同じ大きさで編み上げることは、本当に難しいことだといいます。
デザイナーと作り手で何度もやりとりを重ねながら、年々その技術の向上に努めていますが、同時に、一つとして同じものはない手編みだからこその不均一さも私たちは大切にしています。
そのため、同じお品でも色違いなどでご購入いただいた場合、若干のサイズ感やデザインの違いなどが生じることがございます。
上記の手編みの特性につきまして、あらかじめご理解いただけましたら幸いです。
無染色ウールについて

「無染色ウール」は、羊から刈り取ったほぼ原毛(無脱色無染色)を使用しています。
遠くニュージーランドから届いた羊毛は、ノンミュールシング製法により刈り取られたものです。
ざっくりと大まかな毛の色ごとに選別し、原始的な機械で紡績されています。
そのため、ホワイトやブラウンなどは、よく見るとさまざまな毛色が混ざり合った色味になっています。
一般のウール製品は、こういった毛色の「不均一さ」を取り去るために、多くの場合、脱色、染色を行い、精錬を行い整った製品として販売されていますが、sisamでは羊毛本来の自然の色彩や温かさを残すことを大切にしています。
ウール特有のにおいについて
ウール特有のにおいがございます。
生産過程で洗いにはかけておりますが、特に無染色の糸を使用しているものはウールのにおいがより残りやすくなっております。
お洗濯や陰干しをしていただくことで、においが薄まってまいりますが、素材本来のにおいの為、完全になくなることはお約束できかねます。
動物系のにおいが苦手な方は、あらかじめご理解のうえ、ご購入を検討くださいませ。

一つのデザインでも、羊毛や編み手によって、同じものは2つと生み出されないsisamのウール製品。
世界に一つのお品を、末永くご愛用いただけましたら幸いです。