ロングライフプロジェクト
時間をかけて大切に作られた一枚の服。
誰かのもとへ届くその先も、さらにその先も。
つくったものを長く生かし、人と社会を豊かにしていく。
それがsisamが皆さまと広げていきたい、ロングライフプロジェクトです。
1.エシカルなものづくり
フェアトレードのものづくりに関わる私たちが軸にしているのは、生産者や地球環境にとっての「継続的なものづくり」。
服づくりの過程や関わる人々に、向き合い続けてきました。
素材となる生地を生み出し、形にしていくことから、一枚の服の旅路ははじまります。
どこで。誰が。どんな環境のなかで。
その「はじまりの場所」を、アジア各国で生きるたくさんの人々とともに、作り続けていきます。
手仕事への敬意
昔からその土地で脈々と受け継がれてきた手仕事。
機械化された社会のなかで、今でもまだ多彩な手仕事が人々の営みのなかで息づいています。
決して均一ではないけれど、人の手のなかで生まれた温度あるもの。
私たちはそこにこそ多くのメッセージが込められていることを知っています。
伝統的な手仕事を続けることで、生産者がその仕事に誇りを持って自立した生活を送れること。
そしてそれを次の世代へ紡いでいくこと。
それもsisamが考えるフェアトレードの大切な要素です。
オンラインストアでは、「手仕事」を入口としたアイテムとの出会いもご提案しています。
「HAND WORK」のカテゴリー選択から12種の手仕事をぜひご覧ください。
サステナブルなものづくり
持続可能なものづくりのために、「今」だけに責任を持つのではなく
その先の「循環」や「継続」にも目を向けて、さまざまな取り組みをおこなっています。
それが私たちロングライフプロジェクトの出発点となります。
■人や環境(CO2排出)に配慮した取り組み
・フェアトレードでのものづくり
・環境負荷の少ないオーガニックコットンや自然素材を選ぶ
・ボタンなど副資材の脱プラスチック化
・無駄のない服のデザイン(ストック生地の利用や無駄のないパターン)
・一部商品デザインの定番化による、生産者の縫製技術の育成
2.長く、大切に着ていただく
長い旅路を経て、一枚の服が私たちの日常に届きます。
sisamは「お買い物」のあとも、その服の旅路と着る人のより良い日常のことを、
皆さまと一緒に考えていきたいと思っています。
お手入れについて考える
普段、何気なく洗濯を繰り返している愛用の一着。
今のお手入れより、もっと長持ちする方法があるかもしれません。
sisamと一緒に、お手入れについてもう一度考えてみませんか。
まずは洗濯表記を正しく理解するところから。
洗濯表記は、大切な服を長生きさせるための、世界共通のマークです。
素材別のお手入れ方法
さらに詳しいお手入れの世界へ。
日々服と携わるデザイナーから、素材別でみるお手入れの方法やコツを教えてもらいました。
まずは5つの素材から。
今後、少しずつお手入れコーナーを充実させていく予定です。
手編みウール
オーガニックコットン
オーガニックコットンのニット
ダブルガーゼ
フェルト
手織りストール
新たな命を吹き込む~黒染めプロジェクト~
お気に入りだったけれど、汚れや色褪せが目立ってきてしまった服。
でもやっぱりまだ手放したくない。
そんなとき、もし「黒染め」という選択があったなら。
さらに長く、大切に、その一枚を楽しめるように。
御黒染司 京都紋付×シサム工房のサステナブルプロジェクトです。
3.次なる誰かのもとへ ~店頭での古着回収~
いよいよ一枚の服が、皆さまの日常から離れるとき。
「捨てる」という選択のまえに、まだまだできることがあります。
シサム工房でも、店頭での古着回収をはじめました。
実店舗にて、着なくなったsisamの服を回収させていただきます。
【服回収の注意点】
・回収の対象となるのは、sisamの服のみ。服飾雑貨は対象外です。
・枚数制限はありません。
・小さな染みや汚れ、破れがあるものも対象です。ただし、必ずお洗濯をお願いします。
・ほこり・ペットの毛は取り除いてからお持ち込みください。
回収した服は、「社会福祉法人京都ライトハウス FSトモニー」さんや協力していただける作家さんの手によって、新たな形へと生まれ変わったり、衣料品の交換会や譲渡会を行ったり、スタッフ有志による出店時に販売(売上は寄付)したり、はぎれにして店舗サービスの備品にすることも想定しています。
目指すのは、つくったものを「長く生かす」こと。
そしてその過程で人や環境、社会に対してポジティブに「たくさんの笑顔につなげる」ことです。
一枚の服がたどる道は、そこに関わる多くの人々、環境、社会が歩む道でもあります。
きっと私たちはまだまだその道のりを、より良いものにしていけるはずです。
まずはできることから。日々のささやかな選択から。
私たちが目指す未来を、ロングライフプロジェクトに込めて。