贈るのは、ものがたり。
雨は夜更けすぎ~に~雪へと変わる~だ~ろ~♪
山下達郎の「クリスマスイブ」のメロディが全身に染み渡る季節。
なんだか理由もなく、そわそわする12月がはじまりました。
今年ももうエンドロールを迎えようとしているという感覚からか、
冬の街並みのにぎわいからか、いつもより時間が早く流れているような気がします。
クリスマスだから。
誕生日だから。
年末に久しぶりに再会するから。
今年一年の感謝を伝えたいから。
12月は、誰かに何かを贈りたくなる理由が、山ほど見つかる季節かもしれません。
わたしは、ギフトをフェアトレードのものにしてから
選ぶときの時間が数倍楽しいものになったような気がします。
作り手が手間暇かけて仕上げた一生モノの品々から
これぞ!というものを見つけ出すワクワク感はたまりません。
カンカンカン…と真鍮アクセサリーを打ち付ける職人たちの眼差し。
一針一針、ニットを編み上げる温かな時間。
カタカタと丁寧にミシンを踏む音。
モノだけでない大切なストーリーを贈ることができるのも、
フェアトレードギフトの醍醐味。
作り手の物語。
私たち贈る人の物語。
そして大切なあの人の明日からの物語。
私たちがギフトとともに贈ろうとしているのは、そんなたくさんの愛しい物語なのかもしれません。
今回は私たちsisamの6人のスタッフが、それぞれの大切な人に選んだ
とっておきのギフトをご紹介します。
食卓の風景を贈る
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~スタッフ、タニの場合~
“12月に誕生日を迎えた、大学からの友人に。”
私はだれかにギフトを選ぶときに、まず初めに思い浮かべるのが
その人の食卓の風景。
「食べる」ということにかなり幸福の重点をおいている私だからこそ
そっとその人に寄り添える食卓の相棒を探すのが好きなのかもしれません。
友人へのギフトとしては、なんだか距離感もちょうど良い気がするんです。
昨年結婚をした友人に贈りたいのは、夫婦で過ごすほっこりとした時間。
一つ一つちがう木の表情や、ぽこぽことした手彫りの風合いは、
バタバタとした朝の数十分に素敵なうるおいを与えてくれます。
「ニームって、インドの人たちの健康を昔から支えてる大切な木でね、
渋い職人のおっちゃんたちが一個一個彫ってくれてるんよ。」
ついついそんな話もしたくなる、特別なカトラリーです。
世代を軽やかに超えるデザイン
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Chocolates From Heaven ミルクチョコレート
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~スタッフ、ウシジマの場合~
“以前、おばあちゃんと話してたときに
歳をとると、手をあげるのがしんどいから
前開きのワンピースを重宝しているという話を聞いたんです。”
「私でも着られるワンピースって、本当に地味なんだよね。」
祖母のそんな言葉を思い出したウシジマは、年末の帰省の際に
きれいなグリーンのフランネルワンピースを贈ることにしました。
大好きな味のフェアトレードチョコも添えて。
せっかくなら母ともお揃いで。
デニムが好きな母が羽織でもさっと使えるのもシャツワンピースの良いところ。
初詣の朝、親子3世代でさりげなくお揃いを着ている様子は
なんだかほっこりとしますね。
ゆったりシルエット。着心地の良さ。
sisamの衣服は、流行りや年代、体型など
窮屈なルールを軽々と飛び越える、不思議な魅力があるのかもしれません。
一生モノをシェアする
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~スタッフ、ムラカミの場合~
“妻へ、日ごろの感謝の気持ちを込めて。”
普段アクセサリーなどの装飾品をまったくつけない奥さんには
実用性のあるショールを贈りものに選びました。
蚕が元気に巣立ったあとの繭玉から糸を紡いだアヒンサー(不殺生)シルクを使い、
インドで丁寧に手織りされた一枚。
糸紡ぎ、染色、糸巻き、手織りなど、電力に頼らない持続可能な方法で作り上げたショールは、
私たちだけでなく、作り手の尊厳に満ちた生活にもつながっています。
さらりと巻くだけで、その特別感に誰もが気づくはずです。
歳を重ねても、一生おしゃれを楽しめるこだわりのデザインは
性別も関係なく誰もが気軽に使いこなせるもの。
たまには夫婦でシェアすることができるのもこの品を選んだポイントだそう。
インドの作り手の想いがつまった一生モノのショールが、
これからの夫婦の日々を温かく、優しく、包み込んでくれるのだと思います。
母の時間に優しく寄り添う
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~スタッフ、ナベワリの場合~
“先日出産を終えた友人に、祝福の贈り物を。”
ナベワリ自身が、4児の母ということもあり、
プレゼントのチョイスには、先輩お母さんならではの視点が詰まっています。
手編みの美しい模様を楽しめるブランケットは、まさに万能な一枚。
子どもの毛布やおくるみにもなり、ベビーカー用のひざ掛けとしても可愛いんです。
“ベビー用品って、その時期にしか使えないものが多いんですよね。
でも手編みのブランケットなら、成長とともに色々な使い方を楽しめると思う。
私だったら、毎日の湯たんぽを包むのに重宝するかな。”
あとはネパールで作られたsubakamanaのブローチも添えて。
「ヒイラギ」をモチーフにしたデザインは
日本でも節分には無病息災を願い、飾る風習もあり「保護」や「御守り」という花言葉もあります。
“お母さんになるとなかなかピアスやネックレスなどのアクセサリーを
つけられないんですよね。
でもブローチなら、かばんにずっとつけて楽しむことだってできるので。”
フィリピンの若者たちが手づくりした可愛いミニカードには、幸せの黄色いブーケが。
生まれてきてくれて、ありがとう。
母となった友人と赤ちゃんへの祝福を、手しごとの品々に込めました。
「可愛い」で咲く笑顔のために
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~スタッフ、タナカの場合~
“6歳になった娘へ、クリスマスギフトを”
プレゼントをもったリスさんは、キーホルダーとしてかばんにつけてほしい一品。
「可愛い!」と喜ぶとびっきりの笑顔が、目に浮かびます。
一匹一匹が手づくりなので、まさに世界で一つの表情をもつリスさん。
6歳の女の子の冒険あふれる毎日を、優しい顔で見守ってくれるはずです。
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“最近少しずつ、おしゃれに目覚めつつある娘は、
服装や髪形にも、彼女なりのこだわりを持つようになったんです。”
ヘアゴムとブローチは、そんなオシャレの一歩にぴったりなアイテム。
娘の成長に、嬉しさと、ちょっぴりの寂しさも持ちながら
手づくりの可愛さに、小さい頃から慣れ親しんでほしいという願いも込めて。
手のひらサイズの小さな贈り物でも、
「お母さん、髪むすんで~」という声がとびかう朝の風景を
より愛しいものに演出するパワーを秘めているのだと思います。
お父さんの仕事
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~スタッフ、オハラの場合~
“中学一年になった息子への初めてのプレゼント”
毎朝、寝起きで学校へと出かけていく息子の後ろ姿。
寝ぐせのままのヘアスタイルをみて「息子よ!そのままじゃモテないぞ・・!がんばれ!」と
心の中でエールを送る日々。
そんな息子には、気軽におしゃれを楽しみつつ、寝ぐせも隠せちゃう、手編みのニット帽を。
温かさはもちろん、レザーのワンポイントが良いスパイスになってくれています。
手編みならではの柔らかさで、使い込むほどに持ち主の頭になじんでくるんです。
実はオハラは、息子にこうしてプレゼントを贈るのは、今年が初めて。
最近学校で「フェアトレード」について少し学んできたという息子。
なんとなくお父さんの仕事についても、分かり始めているのかもしれません。
“中学一年になったのを機に、今回のプレゼントとともに
その作り手のことや生産背景について、少し話してみたいなと思っています。
お父さんはこんな仕事をしているんだということを、なんとなくでも
伝えられたらいいなと。”
大人とはまたちがった世界を見ている子どもたちだからこそ
誰かの手のぬくもりが宿ったものに触れることで、何か感じられるものがあるのかもしれません。
この12月、皆さんなら、誰にどんな物語を贈りますか。
大切な人と分かちあう、大切な瞬間だからこそ
自信を持って贈ることのできる何かが見つかりますように。
私たちもその想いにお応えできるよう
おひとつおひとつ、大切にお包みいたします。
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