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野に咲くあなたへ
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昔から、野花に惹かれます。
たまには豪華な花束も良いですが、
野花の魅力にはかなわない気がします。
道の片隅で、謙虚ながらも土にしっかりと根を張って
凛々しく堂々と咲いている姿。
私はそこに憧れのようなものを感じているのかもしれません。
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流行や常識に左右されずに
自分のセンスや肌感覚に、正直に生きている人。
日々の暮らしの時間から、ささやかな楽しみを
見つけだし、愛でられる人。
私がいつも「素敵だなぁ」と思うのは、
そんな”野に咲く”ように生きている女性たちです。
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今回の物語の主役は、インドのIKAT生地。
素朴な魅力を秘めたIKATの服が届いたとき、
わたしはそんな野花のような女性たちを思い浮かべました。
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7~8世紀ごろにインドのラジャスタン地方の発祥と伝えられている「絣(かすり)」は、
マレー語で「括る」という意味を持つ「IKAT」と呼ばれています。
IKATの生産場所は、インド中部、ボガラムという町の近くの小さな村にある
4世代も続く小さな織工場。
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生地づくりの始まりは、職人たちがそれぞれの家で
糸をひたすら括っていくところから。
正確に括っていかないと、あとで模様がずれることになるので、
かなりの集中力と技が必要です。
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それを一気に染め上げると、括った部分だけ色が残り、模様を織り上げる準備ができます。
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そこから原始的な機械で織り上げていくんですが、
機械織といえども、これがまた手間のかかる作業。
糸を正確にかけたり、模様によって途中で糸を変えたりと、
そこには必ず職人たちの手が必要とされます。
こうして、手仕事の結晶ともいえる、一枚の生地が出来上がるのです。
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デザイナーのミズカミは、数年前のインドの出張先で
この生地と出会いました。
“初めて手にとったとき、この生地で生産者と新しい服を作りたいと思ったんです。
流行りの柄ではないけれど、だからこそ色あせない魅力を感じました。
年代なんて関係なく、どんな女性にも、かっこよく着こなしてほしいなって。”
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少し厚めの生地をあえて選んだのも
春夏秋冬、どのシーズンの装いにも寄り添えるように。
そんな想いから生まれた、5つのデザインは
世代を超えて、私たちの暮らしに良い風をおくりこんでくれるはずです。
ボガラムの村から届いた生地を使って
フェアトレードNGO「Creative Handicrafts」の女性たちと共に作りました。
野に咲くあなたへ贈りたい、sisamの新しいシリーズです。
包容力ワンピース
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身幅がゆったりなワンピースは、
体型や身長なんて関係なく、おしゃれなラインで仕上げてくれる
包容力のある一枚。
夏の小麦肌にも合わせたい優しい生成色は
小物をうまく効かせても良し、一枚で勝負しても良し、
どんな好みにも寄り添ってくれる、頼もしいデザインです。
実はオールシーズンな一枚
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惜しみなくIKAT生地を楽しむには、このロングワンピース。
夏場には、一枚で涼やかに、かっこよく、個性を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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冬には、重ね着をする楽しみも待っています。
わたしは、インナーやニットカーディガンと組み合わせて
シンプルなモノクロコーデに。
生地がしっかりしているので、寒さからもちゃんと守ってくれるんです。
美しい立ち姿を
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シンプルなトップスと合わせたいのは、やっぱりスカート。
斜めに大きくラインが入ったデザインは、巻きスカートのようにも見えて
すっきりと楽しめる一品です。
生地の良さを楽しみつつも、ひと手間加えたデザインが
美しい佇まいを支えてくれます。
足元から華やぎを
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いつでもどこでも、ゆったりパンツは頼もしい存在。
トップスの選択肢もぐんと広がります。
真ん中にタックを入れたことで、脚長効果も。ぐふふ。
お気に入りの生地を足元にまとえるだけで
こっそりステップを踏みたくなるような、気持ちの華やぎを味わえます。
春には、白 on 白で、はっと目を引く軽やかさを。
嬉しいひらひら
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ひらひらとした優しい立体感を実現した、ワイドなトップス。
着る人の体型に合わせて、サマになるシルエットを自然に生み出してくれます。
どこか可愛さを秘めつつも、落ち着いた印象にまとめてくれるのも
この生地ならではかもしれません。
カジュアルな私にも、クラシカルな私にもなれるのは、
トップスならではの強みですね。
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あらゆることが目まぐるしく変化していく毎日。
それでもきっと10年後、20年後も、その日を生きる私たちを
静かな美しさで包んでくれる。
IKATシリーズが、そんな私たちを咲かせてくれる
一枚の花びらとなりましたら幸いです。
FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE
タニ
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