
私たちの美味しい一杯 第2話 ~香川県「zakka カガラカン」~
10月1日は、コーヒーの日。
コーヒーづくりに携わる人々、そして日々美味しいと感じるものの「向こう側」について、
世界中の人々が立ち止まり考える日だ。
今回は、香川県でご夫婦でお店を営む「zakka カガラカン」さんのお話。
感謝できること ~香川県「zakka カガラカン」~

香川県善通寺市にある「zakka カガラカン」は、
道ゆく人たちがおもわず足を止めてしまうほどの素敵な佇まいのお店だ。
カガラカンとは、フィリピンの言葉で「よろこび」を意味する。
「商品を手にした人のよろこびが、作った人のよろこびになり、
お店のよろこびになりますように、という想いを込めています。(店主)」
店内には、フェアトレード商品を中心に「長く愛用したい」と感じる特別な品々が選ばれて、
大切に販売されている。
店主が学生時代に訪れたフィリピン。
そこで現地の人々とふれあう中で、何か自分にできることをしなくては…と使命感を感じたことが、
今のお店づくりの原点になっているそうだ。

来年より、お店の前のスペースでレンタルカフェを予定しているカガラカンさん。
「今までは、雑貨スペースでドリンクのみの提供でしたが、今後は新しくできた空間で、
お食事やデザートと一緒にゆっくりとコーヒーも飲んで頂けるようになる予定です。」

「ブレンドコーヒーは、味のバランスが良く、ほどよい酸味もあり美味しかったです。
しっかりしたコーヒーが好きな方にも、すっきりしたコーヒーが好きな方にも、
おすすめできるコーヒーだと思いました。
普段何気なく飲むコーヒーで、現地の方の笑顔につながれば、
さらに嬉しい気持ちになるのも良いなと思います。」
sisamのブレンドコーヒーも扱うようになったことで、お客様に楽しい選択肢をもってもらえること。
そして、それは同時に生産者の継続的な仕事へとつながっていく。
カガラカンさんが大切にしている「よろこび」の形は、メニューひとつにも、ちゃんと込められている。

カガラカンさんにとっての「美味しい」とは、心が穏やかに過ごせる場所で、
心から「おいしい」と感じられ、作っている人に感謝できることだと話す。
「誰かと一緒に食べたり飲んだりするとき、笑顔で心地よく過ごせること。
その食物を作っている人達も、喜べる環境で、笑顔で働いていることも大事だと思います。」
美味しさの向こうで生きる人々への眼差しを持っていると、
食べることのよろこびは、より奥ゆきのあるものになっていく。
ご夫婦が育ててきたカガラカンな空間に、ぜひ訪れてほしい。
■zakka カガラカン
https://zakka-kagalakan.wixsite.com/como
〒765-0014
香川県善通寺市生野本町2-11-21
090-6553-3088
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